令和8年 祝園のいごもり祭日程
京都府指定無形民俗文化財「祝園の居籠祭」は以下の日程で開催されます。
見学に関する注意事項
祝園神社および周辺地区内には、駐車場・駐輪場等はありません。
見学される際は、公共交通機関・徒歩等でお越しください。
(近鉄新祝園駅・JR祝園駅より徒歩20分)
日程
「御田の儀」
令和8年1月11日(日曜日)午後7時頃より
※大松明の巡行のみ見学が可能です。(祭場での神事は非公開)
「綱曳の儀」
令和8年1月12日(月曜日・祝日)午後3時頃より
祝園神社 案内
住 所 精華町大字祝園小字柞ノ森1番地
連絡先 0774-94-3770
祝園の居籠祭
祝園神社は、崇神天皇に敗れた武埴安彦の亡魂を鎮めるため、春日大明神を勧請して創立したと伝わっています。
正月に行われる居籠祭は、奈良時代の起こりと伝えられる神事で、「音無しの祭」ともいわれる天下の奇祭として、京都府の無形民俗文化財の指定を受けています。
毎年、年が明けて最初の「申の日」(一月に申の日が三回ある年は、中の申)から三日間にわたって行われ、二日目に大松明を先頭に祭場に向かう「御田の儀」、三日目には竹で邪鬼をかたどった綱を引き合う「綱曳の儀」という神事が行われます。
なお、一日目に行われる「風呂井の儀」は非公開となっており、他見を許しません。二日目の「御田の儀」も、大松明の巡行のみ見学が可能となっており、祭場である神田の神事は非公開です。
かつては祭のあいだ、住民は神を迎えるため、決して音を立てないように家の中に籠ることになっていました。開閉の音がしないよう扉は開けたまま、料理は一切せず作っておいた精進料理を食べ、水もくみ置きしておいたそうです。また、牛や馬などの家畜は、祭りの期間中は遠くの親類に預けたと言います。
静まりかえった冬の夜、大松明を持って神主らの一行がさまざまな儀式をとり行う様子は、とても神秘的です。
現在は、物音を立てないよう工夫する風習は廃れてきましたが、祭は絶えることなく受け継がれ、新春に神様を敬う気持ちは地域にしっかりと根付いています。

