府指定有形文化財
極楽寺「梵鐘」
ごくらくじ/ぼんしょう
鎌倉時代に作られた古い鐘
精華町の南西に位置する柘榴(ざくろ)地区。山際に田畑が広がり、のどかな里山風景が残っています。
府の有形文化財に指定されているのは、高さ約80センチ、口径約50センチの銅製の鐘。外面の中ほどに、この鐘を作ることを決めた僧や、おさめられた寺、実際に制作にあたった大工の名前などが刻まれていて、鎌倉時代のものであることがわかります。
もとは、十三重塔のある新殿神社近くの寺にあったのが、時代の移り変わりとともに、柘榴の地に移されたそうです。現在、指定文化財の梵鐘は本堂内で保管され、鐘楼には新しく用意された梵鐘が吊り下げられています。
高台にある極楽寺
人々の暮らしを見守る
極楽寺ご本尊