精華町指定有形文化財

如来寺「十一面観音立像」

にょらいじ/じゅういちめんかんのんりゅうぞう
町内で古い仏像のうちの一体

如来寺
如来寺は、植田地区にあるお寺です。由緒は不明ですが、明治時代の資料には、火災で焼失し、現在の場所にお堂を建てたと書かれています。
このお寺の十一面観音立像は、頭部に比べて身体が大きく、たっぷりとした衣をまとっていることから、平安時代中頃、10世紀前半の作と見られます。町内の仏像の中でも古い仏像の一つに位置付けられることから、文化財に指定されました。その後、京都国立博物館内の美術院で修理され、かつての姿を取り戻しました。