精華町指定有形文化財
観音寺「十一面観音立像」
かんのんじ/じゅういちめんかんのんりゅうぞう
丸顔のやさしげな観音さま
観音寺は、もとは精華町北稲八間地区の集会所付近にありましたが、明治の初めに、岡本寺のあった現在の地に移されました。よってこのお寺には、岡本寺と観音寺の仏像が混在しています。有形文化財である十一面観音像は、厨子(仏像を安置する箱のような仏具)に「観音寺住持」という記載があり、古くは観音寺の本尊であったようです。
制作時期は平安時代の10世紀末ごろ。当時の貴族の好みにかなう、優美な雰囲気がよく表されています。
見晴らしの良い高台。お庭は手入れが行き届いています。
「南山城三十三所 観音菩薩巡礼十三番 観音寺」の札がかかっています。
お金を入れ、おみくじと書かれた筒を振ります。出た棒に書いてある文字を木札で探すと運勢が分かります。