千歯扱き(せんばこき)
刈り取った稲は、天日で干した後、もみを扱き落とす脱穀の作業をしました。千歯扱きは脱穀用の農具で、稲の穂先(ほさき)を櫛(くし)のような歯の間に通して引き、もみを扱き落としました。
整理番号:131
地域名称:カナコギ(乾谷)
足踏み回転脱穀機(あしぶみかいてんだっこくき)
ペダルを足で踏んでドラムを回転させ、稲穂をあててもみを扱くタイプの脱穀機です。作業能率がよく、千歯扱きに代わって広まりました。
整理番号:1571 採集地:精北小学校 備考:銘板「大竹式 新優勝号 名古屋市外大治村 合名会社大竹農具製作所謹製」
籾掻き(もみかき)
脱穀したもみはむしろに広げ、太陽の光に当てて乾燥(かんそう)させます。むらなくかわくよう、もみをかき混ぜ、ならすのに使う道具です。
整理番号:1333 採集地:川西小学校
土臼(つちうす・どうす)
脱穀したもみを玄米(げんまい)と「もみがら」に分ける作業(もみすり)で使う臼です。土を固めて作られています。もみを上の口から臼の中に入れ、引き木とよばれる取っ手を数人で回すと、「もみがら」が外れ、玄米になります。