唐箕のブランド「山際式」
かつて精華町下狛(しもこま)には、農具を自作する職人が営む農機具店がありました。
この店では万石通し〔No.1334〕や筵機(むしろばた)なども作っていましたが、中心は唐箕の製作でした。
大正期に改良された小型の唐箕で、「山際式唐箕」の名で知られています〔No.1308〕。
京都府南部や周辺地域に広く普及(ふきゅう)し、多くの農家に愛用されてきました。
整理番号:1308 採集地:下狛僧坊 備考:「発売元南山城川西村僧坊」「[正に山印]農機具商会製作」、ラベル「標記 新案特許第八六二三九号 大正式唐箕朝日号 京都府相楽郡狛田電停[ ] 農具商会 山際[ ] 昭和」